改めて [レコードなど]
コロナ禍において、良い事を探すのは大変であろう。
自粛に疲れ切った庶民は、耐えきれなくなって外へ外へと動いている。
何時までも引き籠ってはいられないもんなぁ・・・私ですらそう思う。
とはいえ、個人的に引き籠り生活はそれほど苦しくは無い。
客商売なので、しばらく人と会ってない・話してないという事は無いし、
家の周りの草が伸びるので、刈り倒すことに情熱を注げるし、
休日は酒飲みながら音楽鑑賞し放題!! 案外楽しめちゃったりする。
最近は、集めたレコードをアルファベットのAから順番に聴き直している。
数年前、同じことをして、全部聴き終える迄1年強かかったが、
今回それを上回るのは確実だ。
だって、枚数が増えちゃってるからね。(^^;
さて、そうやって楽しんでおるわけだが、
改めて聴き直してみると、出来の良いアルバムはやっぱり良いのである。
収録曲全てがハイ クオリティな、これ。
完璧な仕上がりで非の打ち所がない、これ。
泥臭さと原点回帰が新鮮な、これ。
曲の断片を紡いで織り込んだら名作になった、これ・・・
あたしゃもう、唸る事しか出来ない!
今は、配信が主流のご時世。 1曲単位で音楽を楽しめるが、
アルバムを初めから終わりまでじっくり聴くという事は無いのだろう。
私みたいな「昔もん」は、このスタイルが一番シックリくるのだ。
沢山集めてみたものの、気に入ったアルバムはよく聴くが、
その他は眠ってしまっている・・・というのがコレクターの現実。
そんなアルバム達に、日の目を見せてあげないとね。
案外、素敵な曲が眠っていたりするのである。