初めての・・・ [おうちいんこ通信]
2月23日の夜8時前である。
いつもの放鳥の最中、娘が「ねえ、これ何?」。
肩に止まっている「おんと」が、変な鳴き方をすると言うのだ。
確かに、じっと動かずクチバシを定期的に半開きにして小さく「クワッ」と鳴く。
何だろうと思っていたら、腰を落として踏ん張り出したではないか。
このところ発情してたから・・・ これは産卵だ!!
娘の上で思いっきりイキんでいるので、 慌てて籠に戻して様子を見る事に。
家族で固唾を呑んで待つこと約15分、ポトーンと無事に出た。
安産であった。
いや~、ホッとしましたよ。
なんせ先代の「ピーちゃん」の初産が、卵詰まりで大変だったものですから。
最初の卵って、殻が薄くて柔らかい未成熟の場合があるのかな。
先代もそうだったし、2回目からは普通の卵でしたからね。
さて、オカメインコは普通4~6個の卵を産むんですって。
2日ほど休んでまた産むらしいから、しばらくは注意していないとなぁ・・・
しかし、無精卵とはいえ すぐに撤去はNG らしいのだ。
間引いてしまうと、「数が足りない」とまた卵を作ってしまう。
10~20日ほどそのまま放置が鉄則らしいです。
鳥にとっても、産卵は命懸けの行為なんですよ。
だから、出来るだけ産ませないように求愛行動を抑えたいけど、
なかなか上手くいかないのである。 ので、こんなものがある。
- 偽卵 - 「本物」は長い放置で傷みが進みますからね。
そっとすり替えて、鳥さんを安心させるアイテムなんだそうですよ。
抱卵しなくなったら撤去します。 娘がすかさずネット注文してた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あれから次の産卵をする事も無く、抱卵どころか側に寄る気配も無いので、
偽卵は早々に撤去しました・・・ところが、今朝また1個産んでた。
このタイミングでかよ。(^^;
2度目の冬 [おうちいんこ通信]
去年の12月最後の休日、2羽の爪切りをお願いしに動物病院に行った。
前回「きぃ」を出血させちゃったおねいさんが側に来て、
「よかったぁ~~」と呟いていた。 気にしてたんだろうな。
今回は院長直々に施術してくれて、恐れ入った。(笑
さて、2羽も大人になったので、冬の保温の仕方を少し変えた。
保温電球で籠全体を暖める方式から、
パネル ヒーター + サーモスタット + タオルケットで鳥籠を覆うスタイルに。
室温が14度を下回るとオンになり、約40度にパネルが温まる。
あとは、寒ければパネルに寄り、暑ければ離れてくれますからね。
1年間触れ合ってみて、寒さには弱くないと確信しましたから。
原産国はオーストラリアと聞くと、常に温かいイメージだけど、
生息地は夏こそ35度を越えるが、冬は約5度という土地柄なのだ。
この現代日本において、冷暖房完備の室内でこれ以上の寒暖差はまず無い。
人間と一緒にいる限り、安定した環境下で暮らしていますしね。
事実、早朝10度以下でも元気に飛び回ってますから。
冬は羽の下に綿毛のような白い羽が増えて、ちゃんと自己防衛してますよ。
飼い主の考え方は様々ですが、
鳥さんは体調を崩した時に「温める」と元気を取り戻すんだそうです。
必要以上の保温は、その機能を発動し難くくさせるそうなんですよ。
前回の「きぃ」の出血の際も、先生から「温めて」と言われましたし、
それで無事回復しましたから、季節感のある温度管理で大丈夫みたいですね。
温めると言えば・・・
かみさんから「停電の時の為に」と強く言われて、石油ストーブを新調しました。
リビングダイニング用の17畳タイプなんですが、今は音部屋で使ってます。
しかし、音部屋は14畳。 威力があり過ぎて温度調整が難しい。
鳥達の為なんで致し方ないが・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先日、姉が来店した際に連れて来た柴犬である。
名前は「なす」・・ なぜかな?
特別な日 [おうちいんこ通信]
今日は、「ピーちゃん」の命日 &「きぃ」の誕生日である。
だから、たいへー家にとって特別な日なのだ。
「ピーちゃん」が居たから、この子達が我が家に来たようなもんだからね。
「おんと」も先週誕生日を迎えたので、共に1歳となる。
今宵は盃でも傾けて、しみじみと酔いますか。
振り返れば、慌ただしい1年であった。
余裕が無い時でも、この子達に随分と助けられたように思う。
特に娘にとって、2羽の存在は大きな癒しになっている。
風呂の壁に描くほど可愛いらしいからね。
という訳で、今年のブログはこれでお終い。
正月は、何処にも出かけずに、のんびり家でくつろぐ予定です。
まだ聴いてないレコードもありますから、音部屋に引き籠りかな。
では、皆様良いお年を。
危険な誘惑 [おうちいんこ通信]
2羽が並んで写真に納まっている。 しかもカメラ目線で!
稀なんですよ~、黄色いのが動き過ぎるんでね。
それがゴミ箱の上だとしても、微笑ましい様子には変わりない。
さて、秋本番である。
朝晩の冷え込みも徐々に厳しくなってきた。
共に出勤している2羽の為に、キャリー バックもカバーを付けて冬仕様です。
「きぃ用カバー」 たいへー作 「おんと用カバー」 むすめ作
それぞれの筆頭飼い主が、責任をもって作りました。
実はですね、かみさんが「筆頭飼い主」になりたがっているんですよ・・・
簡単に言えば、もう1羽欲しい というのです。
でも問題は、その子達の世話は誰がするの?
毎日の世話は私が全てやっている のよ。
かみさんと娘が手を出しているところを、見たことが無いぞ!!
現実になったら、私の仕事が増えるだけでしょ?
だが、かみさん曰く、
「旦那が率先してやってるので手が出せない」(汗
まあ、言い返せないんですよね。 実は、飼ってみたい鳥さんがいる訳で。
可愛いんだよな~~どうしようかな~~~、という気持ちがあるからなぁ。
◎ ネットから拝借
娘は「飼うでしょ。」と言うし、かみさんは密かに名前を決めているし。
この誘惑に打ち勝つ術があるのだろうか・・・ヤ・バ・い・かも!?
外で日光浴が出来るのも、今年あと僅か。 今の内に十分浴びときなさい。
早起きになった [おうちいんこ通信]
私も60歳間近、お陰様で朝の目覚めが早くなった。
この頃は、営業日は朝6時に入店する。
8時開店だから、7時に入れば十二分に間に合うのだが、
それにはちゃんとした理由があるのだ。
我が家のインコ達の 放鳥時間を確保 する為である。
営業中に出す訳にはいかないんですよ。
散髪中のお客様の頭に乗ってしまう恐れがあるから・・・(^^;
この放鳥、鳥を飼う為にはどうしても必要な時間で、
狭い籠に閉じ込めっぱなしだと、運動不足とストレスで体調を崩す恐れがある。
1日1時間程度で大丈夫とネットには書いてあったが、
我が家では営業前の約2時間・帰宅後に約2時間、計4時間である。
元気に動き回っている様子は楽しそうだし、見ていて飽きないしね。
たっぷりな放鳥時間のお陰で、2羽ともメタボにはなっていないようだ。
時間に追われて、(特に「きぃ」を)無理矢理タオルで捕まえる・・・
そんな毎日ではどちらもストレスが溜まる。
今は、捕まえるのも楽になったし、腹が減って自分から籠に入る事もある。
どうやら、「きぃ」は オスだ。
セキセイインコのルチノーは遺伝子的にメスが多い品種だが、
まさか当たるとは・・・道理で活発なわけだ。
一方「おんと」は、おそらくメスではないかと。。。
オカメインコのノーマルのメスは、色的に地味だから人気が無いそうだが、
首をかしげて人を見つめるその瞳や、頭を下げて「指で掻いて」と催促し、
気持ち良さそうに目を閉じてる様子が、たまらなく可愛い。
まあ、誰でもうちの子が一番!!
だから、多少の大変さも受け入れるのだろうな。
防御策 [おうちいんこ通信]
我が家の夏用敷物は、この様な酷い状態になっております。
何故かといいますと・・・
コイツらが楽しく遊んでくれるからです!!
どうせ捨てようと思っていた敷物なので、悲しくはない。
鳥ってヤツは、とにかく齧るのが大好き。
放鳥時間で飛ぶのが一段落したら、床に舞い降りてくる。
すると、柱・木の張り・畳・棚の角・クロスの繋ぎ目などを齧ろうとするの。
更には、ネックレス・ブレスレッド・指輪・指・メガネ・髪の毛に至る。
「きぃ」なんかは、人の耳や瞼や鼻や唇 にロックオン。
強く齧らないんだけど、足の爪で鼻や頬を掴むのが痛いのよ。
油断大敵なんだよね。
この窓から見える5月の新緑が1年中で一番好きだが、
折角の景色もタオルケットやクッションで台無しである。
仕方がない、齧られない為の「防波堤」なのだから。
まだローンが残っているのに、ガリガリと削られてはたまらないんでね。
順調 [おうちいんこ通信]
我が家に来て3か月たったインコ達。
真冬の寒さも無事に乗り越えてくれました。
*じっとしてないのでボケる
自宅や店舗の間取りを覚えたので、放鳥時は縦横無尽に飛び回っておりますよ。
室温20度が良いというので、初めは温度管理に神経を尖らせていたが、
15度を下回っても平気でいるので、案外寒さには強いのではと思う。
確かに原産はオーストラリアだけど、2羽とも日本生まれだし。
日本の気候に順応する術は、備わっているのかもしれない。
「きぃ」なんか、毎朝冷たい水で水浴びしてますから。
羽があるから、鳥は飛ぶもの・・・そう思われがちだが、
実は飛ぶってかなりエネルギーを使うので、省エネの為に歩いている方が多い。
足元にまとわりついてくるので、踏まないように気を遣うよ。
寄り添って遊びたい「きぃ」と、一定の距離感でお付き合いしたい「おんと」。
「きぃ」が寄れば「おんと」は離れる・・・毎日がトム&ジェリー状態。^^
* 大が小に追われてる様子
この頃は、放鳥時間が短いと駄々をこねるようになって、籠に戻すのが大変。
良い意味で、自我が出てきたんだろうなぁ。
真冬の寒さも無事に乗り越えてくれました。
*じっとしてないのでボケる
自宅や店舗の間取りを覚えたので、放鳥時は縦横無尽に飛び回っておりますよ。
室温20度が良いというので、初めは温度管理に神経を尖らせていたが、
15度を下回っても平気でいるので、案外寒さには強いのではと思う。
確かに原産はオーストラリアだけど、2羽とも日本生まれだし。
日本の気候に順応する術は、備わっているのかもしれない。
「きぃ」なんか、毎朝冷たい水で水浴びしてますから。
羽があるから、鳥は飛ぶもの・・・そう思われがちだが、
実は飛ぶってかなりエネルギーを使うので、省エネの為に歩いている方が多い。
足元にまとわりついてくるので、踏まないように気を遣うよ。
寄り添って遊びたい「きぃ」と、一定の距離感でお付き合いしたい「おんと」。
「きぃ」が寄れば「おんと」は離れる・・・毎日がトム&ジェリー状態。^^
* 大が小に追われてる様子
この頃は、放鳥時間が短いと駄々をこねるようになって、籠に戻すのが大変。
良い意味で、自我が出てきたんだろうなぁ。
初期投資 [おうちいんこ通信]
「新しい家族」を迎え入れるという事は、
設備投資にもお金がかかってしまうという事でもある。
季節は冬。
まだ幼い2羽を越冬させるには、部屋を暖かくしなければならない。
でも、電気代が高騰している現在、24時間エアコンを使う訳にもいかない。
ので、夜は暖房用のヒーターとサーモスタットを購入し、
毛布で籠を包んで中だけ温めるという方法を取っております。
そしてたいへー家、住居と仕事場が別々である。
昼は店舗、夜は住居と行き来している訳で・・・
特に「おんと」の籠が重いのね。
持って移動は大変という事で、店舗と住居にそれぞれの鳥籠を設置。
住居 店舗
さらに、移動用のキャリーケースを購入。
毎日、共に出勤し帰宅しておりまする。
さらにさらに!! 2羽ともよく飛ぶので、
エアコンを鳥よけネットで覆う計画が、
着々と進んでいる。(店と住居 )
可愛いから出来るんだけど、我ながら散財したなーと思う。^^;
まあ、出来る事はしてあげたいからね。
今、間違いなく家庭の中心はこの2羽だ。
自然と家族が集まるようになったし、みんな笑顔だし。
結果良かったと思っている。
ただ、サイトに出ていた
お買い得なカセット デッキは、
泣く泣く諦める事に
なってしまったけれど・・・
朝の放鳥時間は、だいたいこのような状態になる。
2羽とも手乗り(?)になりました。
まあ、出来る事はしてあげたいからね。
今、間違いなく家庭の中心はこの2羽だ。
自然と家族が集まるようになったし、みんな笑顔だし。
結果良かったと思っている。
ただ、サイトに出ていた
お買い得なカセット デッキは、
泣く泣く諦める事に
なってしまったけれど・・・
朝の放鳥時間は、だいたいこのような状態になる。
2羽とも手乗り(?)になりました。
新しい家族 [おうちいんこ通信]
ピーちゃんがいなくなって、
極度の「羽ロス」状態 である我が家族。
今年の初めから、娘がスマホでインコ動画をやたらと見せるのだ。
ついに根負けして、1月30日に女性陣推薦のペット ショップへ。
一応、見て愛でるだけのつもりだったのだが・・・
やっぱり「新しい家族」を迎え入れる事になってしまいましたよ。
「おんと」
名前の由来は、我が地域の方言で「おんと=おっとり」から。
12月21日生まれの幼鳥オカメです。
名前の通り、おっとりした性格で動きもゆっくりなんですよ。
そんなところも、娘は気に入ったのでしょう。
もはやロックオン状態でしたね。
「きぃ」
名前の由来は、見ての通り黄色いから。
手乗りにするには育ち過ぎてるようだけど、
私の指を怖がらずに齧るし神経質ではなさそうだし、
「時間を掛ければ慣れるかも」という店主の言葉にも押されてね。
引き取りを決めてから分かったのですが、この子はピーちゃん命日の
12月27日生まれ・・・ これは運命です。
嬉しい出会いに歓喜する父と娘!!
それを見ていたかみさんが折れて、許可が出たという訳であります。
性格は、ものの見事に正反対です。
活発な「きぃ」は「おんと」と遊びたくて強引に寄っていくのですが、
大人しい「おんと」はそれを嫌がって「きぃ」から離れようとします。
でも、お互いの鳴き声には反応するので、慣れてくれば大丈夫かと。
実は、まだ性別が分かっていません。
セキセイインコの「きぃ」は半年後くらい、
オカメインコの「おんと」は1年後くらいに、分かるそうです。
まあ、どちらでも構わないですね~。 元気に育ってくれればいいんです。
という訳で、2羽に振り回される日々を送っております。
久しぶりに羽にまみれて幸せで~す。
尚、私達に何かあった時は娘が引き取るそうです。 ありがたや。。。
- お知らせ -
今回からこのカテゴリーは、
「おうちいんこ通信」に名称変更致しました。 ドゾ、ヨロシク。
お別れ [おうちいんこ通信]
2022年12月27日(火)午前4時30分に、
ピーちゃんは天国へと旅立ちました。
24日までは元気だったのですが、急激に体調を崩しましてね。
病院で元気の出る注射をしてもらったのですが、
家族全員で新年を迎えることは出来ませんでした。
その夜は、一緒に私の布団に入りました。
いつもは指や肩に乗りたがらないのに、離れようとしないのです。
タオルに包んで休ませようとしても、抜け出して掌に乗ったり、
脇の下に潜り込んだり、服をよじ登って首元に体を預けたりと、
人肌を感じる場所にずっといました。
最後は私の手の中でした。
浅い呼吸で閉じている目を時々開ける、そんな状態が続いていたのですが、
突然起き上がって私の方に来ようとしたのです。
顔を近づけると、頭を持ち上げてしばらく見ていました。
そしてゆっくりと下がって、軽く震えて呼吸を止めたのです。
動物は、体調が悪い事を隠すそうですね。
ピーちゃんも、数日前から食べるふりをしていたようです。
下腹が大きく膨らんできたので、腫瘍があったのかもしれません。
旅立つ様子を見ているのは辛かったけど、
今は最後まで寄り添えて良かったと思っています。
我が家に来て約9年、私達が預かるようになって約7年、
いろいろあったけど頑張ってくれました。
ピーちゃんにはいっぱい癒されましたから、感謝しかないです。
ただ、主のいない鳥籠が目に入る度に、
どうしても「その痕跡」を探してしまうんですよね。
しばらくは、そんなもやもやが続くのでしょう。