なんとか [提灯]
初めての挑戦だったけど、なんとか完成です。
依頼主の「慌てんでもいいで」(慌てなくていいから)
という言葉に随分と救われたなぁ。 でも疲れた。
注文を受けてから1年・・・床屋さんと区長の用事との掛け持ちだったので、
思うように進まなかったが、今となっては良い経験だと思える。
色々とハプニングはあったが、何とかなるもんですな。
満足な出来とは言えないけれど、今はこれが精一杯です。
さて、一段落とゆっくり休んでもいられない。
今年度の盆提灯の下準備を始めなければ!
受注開始まで約3ヵ月しかないが、間に合わせるぞ。
追加 [提灯]
提灯の事で、依頼主と電話で打ち合わせしていた時だった。
思わぬサプライズが飛び込んできたのだ。
「もう2つ作れるか~?」
後日持ち込まれたのは、こんな提灯であった。
100cmの桶型(左)。 これも初めて見ましたが、もう驚きません。
隣に比べれば小さいし、どうせ作るなら2つも4つも同じですから!
だが、ちょっと特殊なデザインが入っていた。
「稲荷宝珠(いなりほうじゅ)」
稲荷神社なんで、大体これが描き込まれているのだが、
それプラス 御狐様がおられます。
姿まで描かれているという事は、相当信心深い依頼主であろう。
これは心して作らないと、罰が当たるぞぃ。^^;
植物はよくあるデザインですが、動物は初めてだな。
調べてみると、やはりこれも先代が作っていました。
型もあるし、頑張ってやるしかないですね。
来年3月の受け渡し日まで、試行錯誤は続くな・・。
下準備 [提灯]
只今、提灯制作の下準備中であります。
なんせ初めて作るサイズですから、色々と手探りです。
いや~、デカいですなぁ!
1人でやっと持てる長さですから、運ぶのも大変。。。
なんせ、いろいろ教えてもらう前に先代が他界したので、
大きな提灯を作るための器具探しから始めましたよ。
3か月かかってようやく見つけ出したのは良かったのだが、
どう使うのか・どう設置したらいいか・・・各パーツと睨めっこ。
性能が悪い脳みそをフル稼働して、一つ一つ探っていった訳です。
専用の作業台も、新たに取り付けました。
ここに木型を立て掛けて、和紙を貼ったり絵柄を描いたりします。
左が大きいサイズ用で右が通常サイズ・・・差は歴然ですよね。
もちろん、自分がやり易いように、パーツの加工もしなければなりません。
先代も、その時々で悩んで
なんせ、いろいろ教えてもらう前に先代が他界したので、
大きな提灯を作るための器具探しから始めましたよ。
3か月かかってようやく見つけ出したのは良かったのだが、
どう使うのか・どう設置したらいいか・・・各パーツと睨めっこ。
性能が悪い脳みそをフル稼働して、一つ一つ探っていった訳です。
専用の作業台も、新たに取り付けました。
ここに木型を立て掛けて、和紙を貼ったり絵柄を描いたりします。
左が大きいサイズ用で右が通常サイズ・・・差は歴然ですよね。
もちろん、自分がやり易いように、パーツの加工もしなければなりません。
先代も、その時々で悩んで
試行錯誤していたのだろうな。
「提灯屋を継ぐ」と言っちゃった以上、やるしかない!
注文してくれたお客様の為にも頑張らないと。
まあ、悩んでいるのはかみさんも同じ。
型紙が見つからなくて、「どうやって作ろうか」と思案中。
お互い大変だねぇ。^^;
「提灯屋を継ぐ」と言っちゃった以上、やるしかない!
注文してくれたお客様の為にも頑張らないと。
まあ、悩んでいるのはかみさんも同じ。
型紙が見つからなくて、「どうやって作ろうか」と思案中。
お互い大変だねぇ。^^;
クリア! [提灯]
とにかく忙しい1か月だった。
床屋さんしながら、地域の行事をこなしながら、
夏風邪に侵されながら、母親の入院騒動に巻き込まれながら・・・
なんとか納期の1週間前に届けられた。
何年も提灯屋をやっているが、ここまで切羽詰まったのは初めてかな。
人生は何が起こるか分からないものです・・・だが、これで第一関門クリア!!
その晩は、酒に浸かって違う世界を旅してしまいました。(ひっく。
でも、のんびりとはしていられない。 第二関門に突入である。
「更なる大物」との戦いが待っているからな。
楽しみ [提灯]
今年は我が地区の祭りも出来た。 これからの秋祭りも開催されるようだ。
祭り提灯の受注もそこそこあって、提灯屋として嬉しいかぎりである。
かみさんが夏風邪で倒れていたので作業が遅れ気味だったが、
ようやく復活して「大物」の下書き作業に入ってくれた。
来月の納期に間に合いそうで、そっと胸を撫で下ろしている。(笑
☛
見えないけど下書きが途中まで入っている。 このクラスで一対だから、
右のようなデザインとなると製作期間は1か月は欲しいんだ。
余裕を持って取り掛からないと、つまらない失敗が起きるからね。
これが終わったら、今度は130cmの「超大物」の製作だ。
初挑戦なのでどうなるか分からないけど、 楽しみではある。
お久しぶり [提灯]
いや~、このところの暑さで眠れないわ食欲減退だわで、
思いっきりお疲れモードのたいへーです。
提灯シーズンもほぼ終わり、ようやくブログ再開となりました。
・・・あと少し
とはいえ、これからはお祭り提灯がポツポツとありましてね。
10月までに長さ75cmの祭り提灯を2基、
そして来年2月までに初めて作る長さ130cmの祭り提灯2基を、
地域区長の仕事をこなしながら完成させねばならぬ!!
まあ、先ずは一休みですな。
さてと、これからゆっくりとブログ訪問、いってきま~す。
たぶん [提灯]
左のカラフルな提灯を注文してくれた人は、
「おまえの爺さんが作ったんだ」と言っていたが、どうかな?
たぶん、祖父が生きていた頃に作られたという事だろう。
祖父が亡くなる随分前から、我が提灯屋は父親主体でやっていたからね。
私も提灯に携わっているから、これは父親の作り方だと分かるんだ。
コロナ解禁じゃないけれど、今年はお祭りも通常開催されるだろう。
大きな提灯は大変だけど、無事に出来上がれば嬉しいものです。
お金も大事だけど、それだけじゃない「何か」があるんだよな。
私も職人気質になってきたのかなぁ・・・
一段落 [提灯]
皆様、ご無沙汰しております。
ようやく、ブログを再開出来るようになりました。
全体的には去年並みの受注でしたが、それでも二足の草鞋生活は忙しい。
年々衰える体力と相談しながら、何とか踏ん張っております。
今年は、盆踊りの屋台提灯などの注文が入りましてね。
いつもの白黒の提灯の合間に、コツコツと作っておりました。
作業工程が多いので時間がかかるんですわ。
まだ製作中ですが、目処が立ちました。
そんな矢先、コロナが再び盛り上がってきちゃってね・・・
この提灯がお披露目出来る事を
切に願うばかりでございます。
難関 [提灯]
今年も無事に始まっております。
しかしスタートで、いきなり難易度の高い家紋に当たるとはね。
久しぶりに筆を持つと、どうしても指が固くてスムーズには動かない。
まあ、ウォーミング アップには丁度いいやな・・・
「丸に下り藤の中に違い鷹羽」
この家紋、我が提灯屋は避けて通れないものでして。
かみさんの実家の家紋 なんです。
今年、その親戚筋で御不幸がありまして、描く事になりました。
かみさんが嫌がる訳だ。
下書きを見た時に、めまいがしましたもの・・・
でも、黒塗りの方はまだ可愛いもんです。
白抜きの方は、さすがに緊張しましたよ。
真ん中の鷹羽が細かい!
細い線の部分も、白抜きにしなといけませんので。。。
かみさんから、「よく描いたなぁ」とお褒めの言葉を頂いたよ。
あとは、この隙間に貴方が薄墨を入れていくだけだ。
さあ、同じ苦しみを味わってもらいましょう。
だって、僕たち夫婦じゃないか。^^