いつかまた

女性でロックしているミュージシャンは、昔から沢山いるね。

ラジオから流れてくる彼女達の曲を、よく耳にしたものである。

その力強い声に、衝撃を受けたのは言うまでもない。

ブルージーで強烈なジャニス ジョプリンや、

サイケな怪しさを漂わせるジェファーソン エアプレインのグレイス スリック、

ハードで真っすぐな太さを感じるハートのアン ウィルソンに、

タイトで艶のあるプリテンダーズのクリッシー ハインドなどなど・・・

数えればきりがないのですが、

ストレートにロックしている感じがするのは、
彼女ではないかと思うのだ。


  
【ＳＵＺＩ ＱＵＡＴＲＯ】　’７３
https://www.youtube.com/watch?v=7SXWgC0SLCA　
                             - Can The Can - 

なんてったって、この声がロックに合うよね。

このアルバムで、イギリスやヨーロッパ、日本でも人気が出たんだよな。

スージー クアトロが活躍した時期、

日本でロックを歌う女性歌手は存在してたんだろうか？

いたとしても、メジャーではなかっただろうな。

可愛らしさが最優先される日本の音楽シーンでは、
こういうタイプは育ちにくい。

国によって、リスナーの好みは全然違うのである。

　　

残念なことに、母国アメリカではメジャーにはなれなかった彼女だが、

ワイルドでカッコいいそのスタイルは、強い印象を残したね。

今時は、セクシーで大美人か跳び抜けて個性的なシンガーが、

幅広く受け入れられているだろうか。　

今は求めらないスタイルだろうけど、時代は繰り返すという。　

いつかまた、脚光を浴びる時が来るかも・・・