夢は何処へ [音楽]
去年の最後の休みの日、久しぶりにオーディオ ルームに籠った。
何気に、佐野元春のアルバムを6枚ぶっ続けで聴いて、
この所のうっぷんを多少晴らすことが出来た。(笑
ファースト アルバムから
順に聴いていったんだけど、そうすると彼の道程が分かって面白いね。
好きな音楽に埋もれるって、幸せな時間である。
私は、84年の4作目の「ビジターズ」から入っていったクチだ。
今までとは全く違うアプローチの意欲作で、
洋楽専科の私は特に問題も無く楽しめたんだけど、
昔からのファンには「大問題作」だったらしいね。
今となれは、彼の挑戦が当時の日本のミュージック シーンにとって、
大きな意味を持っていることが良く分かるのである。
【HEART BEAT】 ’81
佐野元春 - 悲しきRADIO - Bing video
若さと勢いが溢れるセカンド アルバムも、なかなかの出来である。
アメリカンなビートに、日本語をうまく乗せているなと感じるね。
彼独特の歌詞は、意味が分からない部分もあるが、
理解しようとせず 雰囲気で捉えれば 違和感無く楽しめる。
この時代を青春していた世代にとって、アメリカの音楽は「夢」なんだ。
ラジオは、そんな夢を見させてくれるアイテムの一つだったのだ。
時は流れ、今のアメリカを客観的に見る機会が増えた。
もう、あの頃の夢はどこにも無いんだな、と確信できちゃうよね。(苦笑
余談ではあるが、
当時は「ラジオ」だと演歌や歌謡曲、
「レイディオ」だと洋楽やニュー ミュージック
・・・ そんなイメージがあったな。
今じゃラジオもスマホで聴く時代。
しかも、聴きたい番組を、日本中のどこの局の番組でも、
自分の好きな時間で楽しめちゃうんだから、便利になった。
番組の時間に合わせて、家に全力疾走していた学生時代が懐かしい。。。