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相性 [音楽]


世界的なヒット曲があるわけでもない。

跳び抜けたスター プレイヤーがいるわけでもない。

なのに、なぜか気になるグループ・ミュージシャンはいる。

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私にとって、ファイヤーフォールというグループは、そういう存在だ。

見つけるたびにレコードを買い、今は4枚のアルバムが手元にある


彼らの力量なのか、プロデューサーの采配なのか、

はたまた所属レコード会社の機材が優れているのかは分からないが、

どの
アルバムを聴いても音が良いのである。

オーディオが趣味の私にとって、こんな嬉しいことは無い。

やはり、
レコードが良くなければ、良い音が手に入ることはないのである。



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LUNA SEA】   Firefall '77
   https://www.youtube.com/watch?v=Lt6lYiKcik8

        - Just Remember I Love You -


ウエスト コースト サウンドは、私に合うんだろうね。

サラッと聴き流せる、湿気の少ない海風のような感覚とでもいうのだろうか?

BGMにも良いし、何より肩肘張らずに気軽に楽しめる。

曲の力が必要な「シングル」とは違い、

全体の出来栄えやクオリティーがハイ レベルであれば、

十分に楽しめるのが「アルバム」の良いところである。



70年代のミュージシャンは、firefall_member.jpg

自分達のスタイルで成功したい! という思いが強かったんだろうなと感じる。

自分達の感性を優先し、
自分達の世界を作り上げる事に力を注いでいたように思う。

そういった試行錯誤の積み重ねがあって、売れる曲の作り方が確立した今現在。

初めからヒットを出せる今のミュージシャンは、幸せなのかもしれない。

と同時に、それ故の苦しみもあると思うのだ。

50年代から今に至るまでの、星の数ほどのヒット曲が存在するこの世界で、

やっと作り上げた楽曲が 過去のあの曲と似ている・・・

なんてことを言われる。 なんともやり辛い時代にはなった。

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