相性 [音楽]
世界的なヒット曲があるわけでもない。
跳び抜けたスター プレイヤーがいるわけでもない。
なのに、なぜか気になるグループ・ミュージシャンはいる。
私にとって、ファイヤーフォールというグループは、そういう存在だ。
見つけるたびにレコードを買い、今は4枚のアルバムが手元にある。
彼らの力量なのか、プロデューサーの采配なのか、
はたまた所属レコード会社の機材が優れているのかは分からないが、
どのアルバムを聴いても音が良いのである。
オーディオが趣味の私にとって、こんな嬉しいことは無い。
やはり、レコードが良くなければ、良い音が手に入ることはないのである。
ウエスト コースト サウンドは、私に合うんだろうね。
サラッと聴き流せる、湿気の少ない海風のような感覚とでもいうのだろうか?
BGMにも良いし、何より肩肘張らずに気軽に楽しめる。
曲の力が必要な「シングル」とは違い、
全体の出来栄えやクオリティーがハイ レベルであれば、
十分に楽しめるのが「アルバム」の良いところである。
サラッと聴き流せる、湿気の少ない海風のような感覚とでもいうのだろうか?
BGMにも良いし、何より肩肘張らずに気軽に楽しめる。
曲の力が必要な「シングル」とは違い、
全体の出来栄えやクオリティーがハイ レベルであれば、
十分に楽しめるのが「アルバム」の良いところである。
70年代のミュージシャンは、
自分達のスタイルで成功したい! という思いが強かったんだろうなと感じる。
自分達の感性を優先し、
自分達の世界を作り上げる事に力を注いでいたように思う。
そういった試行錯誤の積み重ねがあって、売れる曲の作り方が確立した今現在。
初めからヒットを出せる今のミュージシャンは、幸せなのかもしれない。
と同時に、それ故の苦しみもあると思うのだ。
50年代から今に至るまでの、星の数ほどのヒット曲が存在するこの世界で、
やっと作り上げた楽曲が 過去のあの曲と似ている・・・
なんてことを言われる。 なんともやり辛い時代にはなった。