初体験 [オーディオ]
ある日の事である。
寝室のサブ システムで音楽を聴いていたら、
な~~んか違和感だったので調べてみると、
左のスピーカーから音が出ていなかった。
で、原因を探ってみると・・・真空管にあった。
通常は、このように頭が銀色に輝いているのだが、
左チャンネルに使用していた真空管は、
気持ちよく透けていた。。。
どうやら寿命を迎えたようである。
私は、アンプといえばトランジスタ世代。
それ以前に全盛を極めていた真空管アンプは、
学生時代の私からすれば「過去の遺物」的な感覚だった。
当然ながら使った事が無いので、
こんな現象が起こるなんて知る由もない。
中古で買って2年ちょっとである。
その位しか持たないものなのかと思ったら、
真空管って意外と長持ちするそうで、
環境さえ良ければ10年使えるモノもあるという。
ケース バイ ケースって~事なんだな。
新しい真空管を購入して、無事に問題解決である。
ロゴの違いが気にはなるが、音に問題は無いからいいか。^^;
今では、真空管アンプが独特な響きと艶を兼ね備えた、
魅力ある音を出すのを知っている。
決して「遺物」などではなく、
現代でも十二分に通用する逸品だと確信している。
世界の名立たるギター プレーヤーが、
今現在でも真空管のギター アンプを使用している事実。
人の感性に訴える音を奏でる事が出来るのだろう。
基準 [オーディオ]
やっぱりね、
コレが無いと始まらない訳よ。
9年前に導入した1本目はまだ「現役」だけど、しっかり使ったし、
今後はレコードのクリーニング後の視聴用に回そうと思ってね。
新しく2本目の購入を決めたのであります。
このカートリッジが、
私のシステムから外れる事は無い。
何故なら、この音を聴きながら育ってきたからだ。
私の学生時代は、レコード全盛期である。
日本のラジオ局のほとんどが、
このDL-103を使用してお茶の間に音楽を届けていた。
ラジカセに齧りつきながら、
「エア チェック」に夢中になっていた私にとっては、
このカートリッジの音が「基準」であり、
その他のカートリッジやレコード盤の良し悪しを判断する
目安となっているのだ。
リード線はオルトフォン。
初めての組み合わせだから、どんな音が出るのか楽しみだ。
良い方向に行ってくれると最高なんだけどな。。。
「畑」がいっぱいになりました。
また、「開拓」しないとね。(^^)
〇〇専用 [オーディオ]
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モノラル レコードをより良く聴くには、モノラル カートリッジが不可欠だ。
ステレオ カートリッジでも聴けるんだけど、比べてみるとその差は歴然である。
私のシステムは、レコード プレーヤー ~ 昇圧トランス ~ アンプという接続で、
使っているトランスは全てステレオ対応だ。
ステレオ盤の方が多いからそうなっているだけで、
モノラル盤を聴いて問題が発生する、ということはない。
だが、もっと良くしたいという思いには制限が無いのである。
だから、こういう決断をすることになるのだ。。。
モノラル専用の昇圧トランスを導入してみた。
同社のCG25Diなどの高出力MCカートリッジにマッチするようである。
いやいや、驚きますよ。
初めはSPU NOMO GM MK2で聴いたんですが、
音圧が強い! 高音はクリアだし、低音は引き締まるし、
図太い中音がどんどん前に出てくる。
60年以上前に録音された往年のジャズが、
今そこで演奏しているかのようなクリアさと熱さを感じる。
DENON DL-102も試したが、
クリアな高音が加わった全体に引き締まった音が出た。
エージングが進めば、もっと円やかさや温もりが出てくるだろう。
クリアさや力強さを包みこんだ感じになるのではないかと思われる。
モノラル録音は
古くて音が悪いというのは、嘘だ。
よーするに、レコードには元々膨大な情報が入っているのだが、
再生するリスナー側がうまく引き出せないだけなのだ。
録音状態に合った再生方法を取れば、
いくらでも素晴らしい音を拾い出すことはできるのである。
電源もいらないこんな小さな箱が、大きな威力を発揮する。 不思議だね~。
最近気が付いた事 [オーディオ]
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ノーマルテープ クロームテープ メタルテープ
レベル調整 ドルビーON/OFF 選曲
カセット テープの録音は面倒
だが楽しい (^^
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最近、私の頭の中はこんなワードでいっぱいである。
始めてみれば、昔取ったナントカではないが、
案外スムーズにできちゃったりする。
しかし、全てが思い通りにはならないものである。
このカセット式のヘッド消磁器、
残念なことに壊れてました・・・時の流れとは恐ろしいものである。(涙
「ヘッド」とは、テープから音を読み取ったり録音したるする装置で、
磁気テープが一定速度でへットの上を「滑る」ことで可能となります。
使うほどにヘッド自体に磁気を帯びていき、
溜まり過ぎると再生や録音に影響を与えるそうなのです。
残念なことに、磁気は見えないから、
除去できたかどうか分からない。
気持ちの問題なのかもしれないが・・・(^^;
まあ、折角なので新たな消磁器を購入してみた。
製造年月日は意外と古かったりする。
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こうやって、いろいろなテープで聴いてみると、みんな個性的なんだよ。
カセットにはカセットの良さがあるのは、間違いない。
それは、レコードやCDや今のデジタル音源だって同じ。
どれが音が良いかという「比較」はナンセンスなのかもしれないね。
自分の都合のいいように使い分ければ、それが正解なのだろう。
「音」を聴くか、「音楽」を聴くか。
私は「音楽」を聴ける人間でありたいと思う。
おかえりなさい。 [オーディオ]
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サブ システムのCDプレーヤーをCD専用機に変えた。
CDとSACDを再生できるマランツ SA15S1のほうが
性能的には上だけど、寝室ではFMかCDで眠りを誘う程度なので、
用途に合わせて・・・という事で。
DENON DCD-1650AZ
それにしても懐かしい。
11年前に手放した機種を、再び迎え入れるとは思わなかったなぁ・・・
当時の私は、オーディオにどんどんハマって、
「もっと良いものを」と機器のリニューアルをしていた。
このプレーヤーも、余裕があれば残しておきたかったが、
なんせ厳しい財政でヤリクリしてたので、泣く泣く下取りに出した。
最近は、USBなどにも対応できるようになったCDプレーヤーだが、
メンテナンス済みの中古機器を選んだのには訳がある。
この機種が発売開始されたのは1999年。
CD全盛期にして、世の景気もまだまだ良い頃である。
当然ながら、オーディオ メーカーも今より格段に力があり、
製品に「物量」や「最新技術」をいっぱい注げる時代であった。
ので、当時の「価格以上の性能」が備わっているわけ。
「厚みのある暖かい音」は、解明度の高いクリアな音の現行品
には無い魅力があるのである。。。
ということで、メイン システムへの復帰を果たしたSACDのお陰で、
カセット デッキの居場所がなくなってしまった。
ならば、こうなる。
第2サブ システムに組み込んでみました。
アンプの入力が一つしかないので、
CDプレーヤーの出力をカセット デッキの入力に、
デッキの出力をアンプの入力へとバイパスした。
こうすれば、デッキの出力切り替えでCDもカセットも聴けるしね。^^
SONY TC-K333ESX
なかなかどうして、予想よりしっかりと鳴ってくれたのには驚いた!
カセットの音もビックリするくらいクリアだったしね。
考えてみれば、ちゃんとしたカセット デッキで録音した音源はあまり無い。
安いラジカセでエア チェックやダビングしたものばかりなので、
カセット テープの本当の実力を、私は知らないのかも・・・
このメタル テープも、当時は人気があった。
ちょいとあさってみたら、録音可能なテープはけっこうあった。
ふつふつと、良からぬ企みが心の底から湧いてくる。
昔取った杵柄ではないが、久しぶりに録音して遊んでみようか?
カセット テープが密かなブームである現在だ。
流れに乗ってみるのも面白い。^^
お先に頂く人 [オーディオ]
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私は「ぶら下げたニンジン」を 先に食べるほう だ。
そういえば、ご飯のおかずも好きなものから先に食べる。
よーするに、これから頑張るという時には、
ひと段落したら 「楽しみ」が待ってる ではなく
どうせなら 「先に楽しんじゃえ!」 という思考だ。
であるから、提灯シーズンを乗り切る為には、
「自分へのご褒美」は先に となるので、
こういう現象が起こる。 ^^;
Goldring Eroica-LX-MC
( + audio-technica AT-LT13a + audio-technica AT‐6106)
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新たに導入したカートリッジとヘッドシェルとリード線である。
このカートリッジの音は個人的に気に入っているので、
マイナーチェンジ物ではあるが2本目の導入となる。
音の芯が太く、MC型とは思えない押しの強さがあり、
クリアだけど音の角が丸く耳当たりが良く、
適度に柔らかいので聴いていて疲れないし、
激しいリズムでも高温がシャカシャカと荒れずにほど良く粘って切れてくる。
お気に入りであるから、
これ以上ないほどの べた褒め であるが、
音楽を私好みに再生してくれるので、大変重宝している。
きっとアメリカっぽくメリハリがあって、
低音がドンドン前に押してくる乾いた音が好きな人には物足りないんだろう。
しかし、お茶目な一面もある。
レコードは、一番外周の部分に音を記録してないスペースがあり、
外側に向かって上に反った構造になっている。
これは乗せたカートリッジが外側に落ちてしまわないための工夫で、
反りが底辺に達して平らになったところから音溝が切られている。
A面・B面とひっくり返す度にカートリッジを盤上に落とすのだが、
間違ってこの「反り」の中腹付近に落としてしまうと、
左に「横滑り」して曲を頭からきちんと聴けないんだなぁ・・・
縦長な構造 のせいかもしれないね。
他のカートリッジではめったに起きないもの。
初めは慌てふためいたが、落とし所さえ気をつければ何ら問題はない。
こんな「癖」も、趣味を楽しむ一因なのだろうな。(笑
カートリッジの「畑」が増えた。
モノラル用とステレオ用に分けたのだが、必然的にステレオ畑に空きができた。
一抹の不安が頭を過る。
この「畑」に新しいカートリッジが
生えてくるのではないかという・・・(汗
音を整えろ! [オーディオ]
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一般的に、部屋は四角い。
世界には丸い住居もあるが、日本においては四角が一般的であり、
必然的に家具なども四角くなっていく。
故に、タンスの角に足の小指をぶつけて悶絶する場合もあるが、
生活において支障を感じる事は無い。
だが、音を聴くとなると、探せば問題は山積みなのである。
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スピーカーから発せられる音は、ダイレクトに人の耳に届くのではありません。
近くの壁や床や天井に反射して、様々な角度から耳に飛びこんできます。
この反射の仕方がイタズラをする場合があるんです。
現在、床からの強反射はムートンなどで整えておりますが、
壁・コーナーの音溜まり・天井付近は手を付けておりません。
とりあえず今回は、壁の反射を整えようと、このようなものを買ってみた。
クリプトン AP-10
オーディオ ルームの壁は、音の反射を考えての音響用素材なんですが、
スピーカーが置いてある場所は上下左右後ろが板。
余分な反射が起こりやすいので、こんな調音パネルで音全体を整えるのだ。
以前は、パソコンの位置で聴いてると低音のブーミー音が酷かったんですが、
このパネル(吸音)のお蔭でスッキリしたし、バランス良く聴けるようになった。
しばらくは置く場所を模索しそうだが、とりあえずここで様子を見よう。。。
音楽鑑賞において、音の響きは絶対不可欠だが、
必要以上の響きは逆に音楽を濁してしまう場合があると痛感した。
響きを無くすのではなく、
良い響きに整えるのがポイントらしい。
まったく奥が深い。
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さて、手を加えたいポイントはまだまだあるが、
軍資金が溜らないことには進まぬ話である。 焦らず微蓄に励みたいと思う。
今年も提灯を頑張るしかないな。^^;