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僕にも聴けた!! [音楽]

私だって、音楽を聴く上での「大きな壁」はいくつかある。

bob_dylan02.jpg そのひとつがボブ ディラン。

ガロの「学生街の喫茶店」の歌詞の中にも名前が登場するし、

世のミュージシャンに多大な影響を与えた世界的な超有名人。

でも、なぜか敬遠しちゃうんだよな~。

たぶん、デビュー当時のスタイルが「フォーク ソング」だったからかな。

メッセージを込めるフォークは、やはり歌詞を理解して初めて分かるモノ。

日本人の私には、和訳を読んでも英語との微妙なニュアンスの違いから、

曲の世界には入れないだろうという概念があるのかもしれない

彼には、「フォークの貴公子」という代名詞が強固に定着し、

初期のスタイルが今でも高く評価されているから、尚更である。

だが、時は人を変える・・・のかもしれない。^^

002.JPG

フォーク ギターからエレキ ギターに持ち替えた頃のなら、

私でも聴けるんじゃないかと思いましてね。 

従来のファンから大バッシングされた記念すべきこの3枚のアルバムを、

思い切って購入してみました。

彼は、スタイル チェンジの難しさを

初めて体感したミュージシャンではなかろうか。

大当たりしたスタイルを捨てて新しい音楽を模索する・・・ 

「自分の感性」を優先したのか? ファンの反発は覚悟の上だったのか? 

真意は分からないが、そんな逆境にも負けずに「フォーク ロック」という

新しいジャンルを確立してしまったんだから、ハート強いよなぁ。 

正直、ダメ元で買ったんだけど、 bob-dylan-3-1024x616.jpg

お世辞にも「上手い」とは言えない歌声がエレキ サウンドに乗ると、

「これはこれで良いかな」思えるから不思議。 

彼が一番エネルギーに満ちていた60年代に出会えなかったのも、

今まで遠のいていた原因なのかもしれないな。

よくよく考えてみれば、

いつも英語の歌詞の曲ばかり聴いて

喜んでいるんだから、

特別構える必要もなかったんだよなぁ・・・

   B00026WU82_09__OU09_SCLZZZZZZZ_.jpg 
【Highway 61 Revisited】 '65
https://www.youtube.com/watch?v=dxLMr784l0Q
          - Like A Rolling Stone -

どんなに優れたミュージシャンでも、「合う合わない」という感覚は存在する。

でも、時の流れが「接点」を設けてくれる場合もある。

ミュージック シーンにその名を刻んだ天才の足跡を、知っておいて損は無い。

何も知らずに敬遠するだけじゃ、なんかつまらない。

視野を広げれば、音楽鑑賞ももっと楽しめるような気がするし。

今回のチャレンジは、そんな思いを抱かせてくれたのかもしれないね。。。


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テリー

ボブ・ディランは、若い頃、時々聞いた歌手の一人です。

by テリー (2016-04-07 22:47) 

DEBDYLAN

おぉ!!
なんか嬉しいです♪

ところで手に入れたレコード、
オリジナルですか?
僕が持ってるのは国内盤のLPとCDなんで気になります^^;

by DEBDYLAN (2016-04-08 00:44) 

Baldhead1010

ガロの歌も懐かしいですね^^
by Baldhead1010 (2016-04-08 05:47) 

旅爺さん

新しいジャンルを確立・・・・・絵でも音楽でも何でも個性は必要ですね。
by 旅爺さん (2016-04-08 05:49) 

たいへー

テリーさんへ
やはり若い時に出会っていると、思い入れも違うんでしょうね。

DEBDYLANさんへ
輸入盤ですがオリジナルではありません。
70年代初めのものだったと記憶してます。

Baldherd1010さんへ
ガロもリアルタイムじゃ無かったような・・・
いや、ギリギリかな?

旅爺さんへ 
今は個性が薄い時代ですね。
飛び抜ければ色眼で見られるし。。。
by たいへー (2016-04-08 07:57) 

OJJ

ボブ ディラン?ボク知らん!
ガロ・・・覚えていまっせ~遠い昔のことだけど。
by OJJ (2016-04-08 09:25) 

たいへー

OJJさんへ
やっぱり外人より日本人の方が記憶にありますよね。
昔は滅多に会えなかったし・・・(笑
by たいへー (2016-04-08 15:56) 

yas

私が聴き始めたのは誰かのカバーだった気がします。
久しく聴いてませんが、また聴きたくなりました^^
by yas (2016-04-08 18:24) 

Buji

大きな魅力のひとつ(当時、衝撃的だった歌詞)が日本人には理解できにくいので、なかなかとっつきにくい人だと思うのです。
でも、自由奔放すぎる歌唱や、楽曲の魅力(むしろ他者によるディラン曲のカバーを聞く方がわかりやすい)にハマるとどんどん深みに入っていきます。
"I WANT YOU"のツンのめった歌い方とかものすごくカッコ良い!です。


by Buji (2016-04-08 22:52) 

iruka

時の流れが「接点」を設けてくれる
ほんと ですね。^^
by iruka (2016-04-09 08:12) 

そらへい

私は音楽もの心というか洋楽もの心着いた頃は
フォークでして、ディランとかジョーン・バエズなんですね。
先日もYouTube見ていたら、ディランとバエズがデュエットしている映像がありました。60年代ですね。
二十代の後半だったか、ディランが初来日
行こうかと思ったのですが、その頃ディランは今までのディランではないと聞いて、行くのを辞めた記憶があります。
スタイルを変えたことが取りざたされていた頃のことです。
しかし、また新しい出会いがあってしかるべきですね。
by そらへい (2016-04-09 21:24) 

せつこ

こんにちは~~ご無沙汰しました。
冬眠していたわけではありませんが、さぼりまくってました。
音楽はさっぱりわかりません、今聴いているのは西部劇主題歌です。
by せつこ (2016-04-10 15:49) 

雅

ガロの歌で名前は知ってましたが、それ以上は全く知りませんでした。
基本、英語が分からないので洋楽は聴かないし。
by (2016-04-10 22:09) 

なかちゃん

ボクは昔オフコースの歌う『さよなら』が大嫌いでした ^^
男なら甲高い声で歌うんじゃない…なんて言ってたんだけど、今では
好きな曲になりました。
ぼぶディランはBlowin' in the Windだけ知ってます。
でも、好きなのは彼の歌ではなく、他の人が他で歌った方ですが ^^;

by なかちゃん (2016-04-12 11:05) 

たいへー

yasさんへ
聴き返せば、また新たな発見があるかもしれませんね。

Bujiさんへ
好きになる理由なんて無いのかもしれません。
その人の感性に合ったものなら、好きになるんでしょうね。

irukaさんへ
その接点から発展するかどうかは、今後の課題。^^;

そらへいさんへ
好きなミュージシャンが変わっていくのは、
ファンには裏切り行為でしょうしね。
いつまでも好きな形でいて欲しいのも、ファン心理ですね。

せつこさんへ
映画音楽も素敵な曲が沢山ありますね。

雅さんへ
英語は、音楽だと思って聴いてますので。^^;
意味は後から調べま~~す。

なかちゃんさんへ
あ・・・同じ事言ってた人が上の方にいた。(笑
優れたソングライターだと言う事でしょうね。

by たいへー (2016-04-12 18:35) 

旅爺さん

あまり好きじゃない歌手の歌でも時とともに
好きになって行くときもありますね。
by 旅爺さん (2016-04-12 19:28) 

みーはー熊

音楽って面白いですね。
勿論 本人が唄ったものに感銘を受けて聞き始めるのだけど、その人が別のジャンルで唄ったものも『おっ!!』って思うものがあるし、逆に違う人がアレンジを変えて唄ったものも新鮮だったりするし。
まさに『音を楽しむ』ですね。
by みーはー熊 (2016-04-13 21:22) 

たいへー

旅爺さんへ
聴き手も、心優しくなるんでしょうかねぇ・・・

みーはー熊さんへ
気に入ったものが、その人には一番ってことでしょう。
だから色々なバージョンがあるんですね。
by たいへー (2016-04-18 16:50) 

U3

そうだね。その歳になってはじめて分かる事もあるね。
by U3 (2016-04-24 09:16) 

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