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予想外! [オーディオ]


レコード プレーヤーには、

レコードを乗せるターン テーブルの上に、ターン テーブル マットが乗っている。 

プレーヤーを買うと、もれなく付属品として付いてくるが、

音を良くする機能を備えた専用マットも売っている。

このほど、使っていたのが随分汚れてきたので、

音質向上を兼ねて新調することにした。


DSC02430 (2).jpg
FUNK FIRM Achomat BK/3mm


大きな効果を期待していたわけではないが、結果的には驚いた!

まー、音が元気で「暴れる」こと。

高音がハッキリする。 アレンジ音が明確になる。 低音が締まる。

特に低音の切れ味が増したね~。 バス ドラムの音が飛んでくる。

ベース音がボケることなく1音1音ハッキリと聴こえる。

これほどの違いは想像してなかったわ。。。

しかし、あれかな~。 今の私には強過ぎるかな~・・・

そこで、これはサブ プレーヤーに使用して、


DSC02431 (2).jpg
FUNK FIRM Achomat SL1200(5mm)


メインはこっちにしてみたの。 2mmの厚さの差なんだろうか? 

切れ方は同じなんだけど、こちらの方が「落ち着いて」ますね。

音の密度が濃いのかな。 無理なく飛び跳ねてる感じです。

うん、こっちの方が私には合うね。 明らかに音質は向上した・・・

が、若干タイトになったかなぁ。

まあ、まだ前の音が耳に残っているから、馴染むまで時間はかかるだろう。

趣味としての楽しみ(試行錯誤)が増えたという事だ。^^

しかし、それより何より、
思わぬ収穫が別のところであったのよ、
あなた。


私が青春していた、70~80年代の洋楽の国内盤って音が悪いんだ。

もちろん、「カッティング」の問題もあるだろうが、ここは音源に絞ろう。

レコードって、「マスター テープ」から作るんだけど、

例えば、アメリカのミュージシャンが、

アメリカの所属するレコード会社から出すレコードは、

この世に一つしかない 本物 が使われるわけ。

(マスター テープ : アルバム仕様に出来上がった音源テープ)

大切なものですから、門外不出です!

その音源を各国の系列レコード会社に渡すには、増やすしかない。

本物からダビングした 子供 が、「マスター テープ」として渡るのね。 

昔はデジタル録音なんかありませんから、当然磁気テープです。

ダビングすれば、音質が劣化するのは当たり前。。。 

アメリカから見れば、日本なんて辺境の片田舎の国です。

そこにまともな「マスター」が来るわけがない。 

「子供」をダビングした「孫」ならまだ良いほう。

「曾孫(ひまご)」や「玄孫(やしゃご)」
  辺りがくる場合も。


もちろん、プロ専門の機器でダビングされるから、

家庭のオーディオでするより断然良いんだけど、

やっぱり輸入盤と聴き比べると違いは歴然なのね。

ところが、今回購入したマットが、
音のメリハリとか力強さを補って、
状態の良い国内盤の音を、

それなりに楽しめるレベル
「微調整」してくれるのですよ。 
(音自体が良くなったのではなく、聴こえ方が良くなった。)

DSC0243220(3).jpg  
            
国内盤のコーナー。^^

これは嬉しかったね。 


学生時代、なけなしの小遣いで買った思い出深いレコードだもの。 

輸入盤で買い直しても、捨てられないんですよ。 

それが、また日の目を見ることができる・・・感無量です。

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