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納得 [音楽]



長い間、洋楽を聴いてきた私だが、

ディープ パープルのレコードを購入したことは無かったのだ。

多分、タイミングのズレなんだろう。

彼らの有名な曲は、私が音楽を聴きだす76年より前に出揃っていた。

ヒット チャート番組で流れることは、少なかったからね。

遅ればせながら、このほど3枚のアルバムを手にすることができた。

そして、その中の1枚が「名盤」と言われているのが、

聴いてみて理解できたのである。


 mij.jpg
【MADE IN JAPAN】 Deep
Purple ’72
                        https://www.youtube.com/watch?v=7zKAS7XOWaQ
                                                              - Highway Star -



日本では「ライヴ イン ジャパン」のタイトルでお馴染みだが、

出来の良さが評価されて、改めて世界発売になったと聞いた。

学生時代、カセット テープに「エア チェック」してた彼らの曲は、

このアルバムのものが中心だったと今になって分かった。

当時の日本の音楽には無い、ド迫力と圧倒的なパワーに魅了されて、

同じハード ロック系のミュージシャンの曲を探したっけなぁ。

th.jpg

パッと見、絶対に近づいちゃいけない人達に見えるけど、

当時はこーゆーのが流行りだったんだろうと、今は思える。

それにしても、私は少々驚いたのだ。 このライヴ アルバムでは、


観客が演奏中は騒がず静かに聴いているのである。

特に、アルバムのラスト ナンバーは、
最後静かにフェード アウトしていくのだが、
きっちりと演奏が終わってから
盛大な歓声と拍手が湧くのである。


コレが欧米圏だったら、絶対にこうはならない。

消えゆく音をさえぎる様に観客の雄たけびが響き渡るだろうし、


演奏中でも構わず騒ぎまくる!! 体中で音楽を感じようとするのね。

まあ、その方が一体感が生まれて、会場は大いに盛り上がるんだけどね。 

70年代初めの日本の若者だって、 thPXNLWRX3.jpg

世間や親に反発してただろうし、長髪に流行りの服で街を闊歩しながら、

心に溜めている憤りのはけ口を探していたに違いないのである。 

コンサートで、バカ騒ぎしながら憂さを晴らしたいはずなのに、

一生懸命演奏する異国のミュージシャンに、最大限の礼を尽くす。

当時
は、まだまだ 和の心 に包まれた国だったのね。。。

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コメント 16

yuta

おはようございます
大人から不良と言われた長髪に髭
今では街を歩いてて普通に見られるけど、
当時は異端児でしたね。
それでも静か音楽を聴き入る。
たいへーさんが言われる和の心なのでしょう。
by yuta (2019-05-23 08:14) 

旅爺さん

この曲を聴いて昔の平尾昌晃や山下敬一郎(だっけ?)に似てる。その頃はロカビリー風で(演奏が終わってから盛大な歓声と拍手)とは大違いでしたね。
by 旅爺さん (2019-05-23 08:44) 

みーはー熊

へぇ、最後まで静かに聞いて、その後に盛大な拍手と歓声か?。アーティストは、びっくりしたでしょうね。自分達の音楽は受け入れられないのか…と思ったら、終わってから大歓声なんてね
by みーはー熊 (2019-05-23 18:57) 

そらへい

向こうのライブ映像を見ると、勝手に踊っている人たちがいますね。あの文化は、なかなか日本ではと思います。
静かに聞くと言うのが日本人の伝統的なスタイルですね。
ジャズコンサートで司会者が、
ミュージシャンを乗せてかったら
観客がもっと盛り上げなさい
と言っていたことを思い出します。
by そらへい (2019-05-23 22:56) 

Baldhead1010

思わず、「びんぼーゆすり、すんな!」と、叫んでしまいました^^
by Baldhead1010 (2019-05-24 04:50) 

せつこ

おはようございます^^
私も和の心で見てましたから、平尾昌晃さんが出てきて変な格好で歌っていると恥ずかしいような気持ちでいっぱいでした。
by せつこ (2019-05-24 05:07) 

たいへー

yutaさんへ
今はライヴを楽しみますから、
大盛り上がりで騒いでるようですね。^^;

旅爺さんへ
アイドルであったら、男女騒いでいたように思います。
彼らはロックスターですからね。

みーはー熊さんへ
盛り上がってるか不安だったでしょうね。
もしかしたら、録音していることを観客が知っていたとか。

そらへいさんへ
今はそのスタイルが当たり前でしょう。
ミュージシャンを乗せるためにも必要なんでしょう。

Baldherd1010さんへ
いまやビンボー揺すりさえも、肯定的な見解が。
時代は変わる・・・

せつこさんへ
あの「きゃーーー」って、音楽聴いてないよね?
本人を見たいためだよね。
by たいへー (2019-05-24 07:26) 

拳客

良い話ですね・・・

by 拳客 (2019-05-24 12:20) 

きまじめさん

日劇ウエスタンカーニバルの時のあの騒ぎから考えると
最後まで静かに聞いていたというのは奇跡みたいです。
まさに和の心、日本人の心意気なのでしょうね。
by きまじめさん (2019-05-24 20:28) 

ローリングウエスト

我々が1970年代初頭に嵌ったパープルはレッド・ツェッペリンと並ぶ「ブリティッシュ・ハードロック黄金期」に君臨する双璧王者でした。まさに「ハイウェイスター」の頃でした。でも彼らも結成した当時は、「ハッシュを聴けば分かるように、今は亡きジョンロードが主導するキーボード主体のサイケデリックを志向していました。(ヴァニラ・ファッジみたいなアート・ロックバンドで出発) レッド・ツェッペリンが大ブレイクしてヘヴィ・ロックが脚光を浴びると、リッチーは自分達もハードな音楽性に変えるべきと主張し、バンド内に音楽路線対立が生じました。サイケプログレ路線を目指すニック・とロッドが離脱し、1969年にイアン・ギラン(vo)とロジャー・グローバー(b)の加入で完全にハードロックバンド(第2期)への変貌を遂げた経緯にあります。
by ローリングウエスト (2019-05-24 22:39) 

そら

国民性でしょうね、でもそこがまた日本人らしく私は好きだなぁ!
ディープパープルのあのリズムの性格さは凄いですね
私もマシンヘッドをたまに聴きますが、リズムのブレがまるで無い!!
こんなグループなかなかいませんね(^^)
by そら (2019-05-25 12:11) 

たいへー

拳客さんへ
当時は、まだノリ方が良く分かっていなかったのかも。
今の若者ははじけますからね。

きまじめさんへ
ファンは男子が多かったはずです。
は「きゃ~~」とは言いませんよね。^^

RWさんへ
デビュー当時はまた違ったサウンドだったみたいですね。
聴いてみたい気もします。

そらさんへ
昔はたたき上げですから、皆上手いですよ。
そういう点が、今と違うんですね。
by たいへー (2019-05-26 09:57) 

ゆゆ

ディープパープルプルの動画に飛んだのはよかったのですが
並びにあったイーグルスのホテルカリフォルニアの哀愁漂うギターに
酔いしれてしまいましたwww←ダメじゃんw
by ゆゆ (2019-05-27 22:41) 

たいへー

ゆゆさんへ
良いではないですか。
好きな曲に目が行くのは当然です。^^
by たいへー (2019-05-29 06:18) 

OJJ

遅ればせながら和の心、シミジミ感じますね~
ところでたいへーさんは縄文系がお好きなのでしょうか?
by OJJ (2019-05-29 09:17) 

たいへー

OJJさんへ
若い頃は考古学に興味がありましたから。
好きですよ。
by たいへー (2019-05-29 18:00) 

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