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思い出遠く [日常]

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人間ドックの余波が冷めやらぬ、2月19日の朝。

開店準備をしていると、姉から電話が。

「新聞のお悔やみ欄に知った名前があるが、本人か?」

今は忙しいので後で確認すると言って、電話を切る。

朝1番のお客様が「名前の人」と同じ地区だったので、聞いてみる。

すると、「18日に亡くなっていたのが見つかった」との事。

動脈瘤破裂、仕事から帰ってきた服装そのままだったという。

母親が施設に入居してまもなくの出来事だった。

私達が引っ越す前は、お隣さんだった。

葬式には顔を出さないといけないな~と話していると、

「それはそうと、お前の同級生も亡くなったっていう話だぞ。」

寝耳に水とは、この事である。 

そういえば人間ドックの日、携帯に同級生からの着信履歴が。

夕方確認してみると、「17日に死んでいるのが見つかった」と。

こちらも血管破裂とのこと。 夜になると、メールが入る。 

「明日、顔を見に行くが、お前はどうする?」

付き合いがあるのならともかく、もう30年ほど疎遠になっていた人である。

「行かないでおく」と返信してはみたものの、どうにも心が定まらない。

翌朝、一緒に行くという同級生に「見舞い」を託したのである。

・・・小学5年の時だったか。

ある日登校すると、グラウンドで相撲を取って遊んでいる人達が。

嫌いではないので、私も参加することに。 

対戦相手は、
ドラえもんのジャイアンのような体格の「彼」。 

当時はガリガリでチビだった私は、案の定電車道で寄り倒され、重ね餅。

右鎖骨骨折で病院送りとなったのである。 

後日、家まで見舞いに来てくれたが、気まずさから会話することも無く、

テレビを見ながらもくもくとケーキを食べた・・・

そんな思い出が、頭を過った。

これから先は、突然の訃報を聞く機会も増えるのだろう。 

もちろん、私だってどうなるかわからないが、

生きている限りは向き合っていかねばならないのだ。

50代・60代での「旅立ち」は、今ではあまりに早過ぎる。

残された親の悲しみを思うと、何とも言えぬ気持ちになる。

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ローリングウエスト

小生も一昨夜中高同級生の訃報を聞きショックでした。仲のいい奴で2年前の高校還暦同級会にも来ていたのに・・(涙) お互いに健康で長生きしたいですね。
by ローリングウエスト (2019-02-28 07:22) 

yuta

おはようございます
特に仲が良かった学生時代の同級生や親しい友人の訃報は
つらいですね。- -;
by yuta (2019-02-28 07:31) 

なかちゃん

先日友人の奥方のお葬式に行ってきました。享年51歳、まだまだ早すぎますね。
ボクもたいへーさんも、呑み過ぎには注意ですね(^^;

by なかちゃん (2019-02-28 08:51) 

旅爺さん

親戚・友人・知人の訃報は驚きますよね。
爺の友人が58才で亡くなった後は60~73才までに友人8人が亡くなりその都度驚きました。沢山居た友人が今では0人、爺は置いてけぼりで生きてるんです。
by 旅爺さん (2019-02-28 09:05) 

OJJ

我が老々団地もピーポーの入ってくる頻度が増えました。近所のお寺では『人間死亡率100%!』なんて掲示が有りますし、少しは考えます・・。
by OJJ (2019-02-28 13:08) 

テリー

いつ死んでも、いいようにしておくというの大切かなと、最近思います。また、最後の瞬間に、あれをしておけば良かったというのがないようにもしたいですね。
by テリー (2019-02-28 13:31) 

たいへー

RWさんへ
長生きはともかく、元気で人生を全うしたいものです。

yutaさんへ
特に、付き合いがある人はショックが大きいですね。

なかちゃんさんへ
先生に叱られたので、若干少なめになりました。^^;

旅爺さんへ
見取り役なんて、寂しいですよね。

OJJさんへ
確かに・・・^^; 
心に留めて準備を・・・でしょうか?

テリーさんへ
100%とはいかないでしょうが、できるだけ少なくですね。

by たいへー (2019-02-28 15:14) 

okko

それは悲しい!
最近、ホントに若年死の方が増えたように思います。
人間ドックも、胃や腸だけでなく、心臓、肺・脳など、幅を広げるべきです。心からお悔やみ申し上げます。

by okko (2019-02-28 15:43) 

koto

それはショックでしたね。

ずいぶん前には新聞のお悔やみ欄に一般の人も載っていましたけど、
今は著名人だけです。
ご近所さんもおおかた家族葬になり、誰がいつ亡くなったのやらさっぱりわかりません。

by koto (2019-02-28 18:14) 

Baldhead1010

日々、心して生きなければなりませんね。
by Baldhead1010 (2019-03-01 04:22) 

たいへー

okkoさんへ
費用や時間の問題もあるでしょう。
あと、宣告される怖さもね。

kotoさんへ
お手軽で安く済ませられる利点もありますが、
回りが知らないうちに・・・という問題もありますね。

Baldherd1010さんへ
そうはいかないのも人生。 やっぱ、気を抜きますよ。
人間だもの・・・^^

by たいへー (2019-03-01 07:31) 

拳客

今から30年以上前になりますが、道場の後輩(当時18歳)が癌で亡くなったのを今でも思い出します。
お父さんも空手をやっており、その関係で仲良くなりました・・
癌告知を本人にも周りにも話せずにいた、ご両親・・・思い出すと今でも泣けてきます。
今も道場の神棚には、その子の写真を飾ってあります。

by 拳客 (2019-03-02 17:41) 

そらへい

明日は我が身、
生きているものには皆等しく機会が与えられていますね。
ご近所でもここのところ、名物爺さんたちが
バタバタと亡くなって、ちょっと静かにというか
淋しくなりました。
by そらへい (2019-03-02 22:17) 

たいへー

拳客さんへ
昔は告知はしないのが主流でしたけど、
今は積極的に言うみたいですね。
私は言ってほしい派です。

そらへいさんへ
続けて逝かれると、ちょっとショックですね。
近所の雰囲気も変わりますからね。

by たいへー (2019-03-03 09:36) 

Buji

訃報が続くと考えてしまいますよね。50も過ぎると、いつその時が来てもと覚悟する...と同時に、出来るだけ健康には気を使って長生きするというのも務めなのかも、と思ってます。
by Buji (2019-03-03 10:35) 

U3

 親の代の訃報が峠を過ぎ、今は小康状態ですが、従兄弟とか同級生の訃報はこれからが本番という気が致します。自分も含めて生きとし生けるものいつかは死ぬ。そう思えば心揺らぐことなくこれからも生きていけるだろうが、それも健康である内が花。体調を崩したり病気になると途端に弱気になるのが人の世の常。
 わたくしもそうであります。還暦をとうに過ぎて、今更喘息の診断をされてもねえ。先日年金の受給が始まったけれど、障害者年金の追加申請でもしようかしらん。
by U3 (2019-03-03 14:59) 

an-kazu

シビアに、生保の見直しを済ませました(^^;


by an-kazu (2019-03-03 17:57) 

きまじめさん

50代・60代となるとあまりにも若過ぎ、ほんとショックですよね。
私自身昨年は悲しい思いもしましたが80近くなっても今のところ、
近しい友人の訃報がないのが救いです。
by きまじめさん (2019-03-03 22:47) 

たいへー

Bujiさんへ
病んで長くは生きたくないですからね。
・・・酒、控えよう。(汗

U3さんへ
健康第一ですから。
私など、病んだら一気に弱気になりますねぇ。。。

an-kazuさんへ
それでも、万能な保険はないですから。
病を寄せ付けないことが肝心なんだろうな。

きまじめさんへ
客商売などしてますと、お客様が旅立たれるケースもあり。
なんともはや・・・

by たいへー (2019-03-06 11:50) 

せつこ

ご家族を考えると、言葉もないです。
私の同級生で小さい子供を2人残して30代で亡くなってしまった人を思い出しました。
突然の死は残されたご家族も、受け入れるまで時間がかかりますね。
by せつこ (2019-03-08 05:16) 

たいへー

せつこさんへ
30代で亡くなった同級生もいました。
まだお嬢さんが小さかったのよね・・・
by たいへー (2019-03-09 11:10) 

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